はじめてのレジンクラフト

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「やったーっ!できたぞーっ!」

はてさて、不器用な初心者がレジンでいったいどこまでやれたのか。
実験結果をここに書き綴る前に
実際に作ってみて準備が足りなかったと感じたので
まずは前回(準備段階)の補足から入ろうと思う。

補足1:ヒートン

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SSサイズ、1個25円。
造形した樹脂にねじ込んで、何かしらの取っ掛かりとするための部品。
ホームセンターや100均を回ってみたが
直径1ミリのものともなると、さすがに手芸店の管轄となるようで。

補足2:鉄工用六角軸ドリル

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1個440円。
ネット上では「ピンバイス」が推奨され
手芸店においてもそれが1480円+税で販売されていたが
金の無い若者には手が出せず。
そこでホームセンターへ赴き、電動ドリル用の六角軸ドリルを購入。
ドリル軸はヒートンに合わせて直径10ミリのものをチョイス。

もちろん電動ドリルなんてハイテクなものは持っていないので
ドリル単体で使用。
特に不都合は感じられず、快適に穴を空けることができた。

補足3:UVボックス

UVライト(216円)+ボックス(108円)=324円。
効率良くUV光を当てるべく、市販のUVランプ(2540円+税)を参考に
100均で購入したタッパーを改造。

#1# タッパーの内面にアルミテープを隙間なく貼り付け、
#2# 前回制作したUVライトが引っ掛かるようにフタに穴をあけた。
もちろん、フタの内側もアルミテープで処理する。
さらに、#3# フタの穴から光が漏れないように
アルミホイルで「フタのフタ」をして、完成。

#1#
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#2#
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#3#
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ボックス内で放たれた光を、アルミテープが全反射するため
効率良くUV光を照射できるという仕組み。
見た目がものすごく安っぽくなってしまったのは
この際目を瞑るとして、機能面は申し分なし。

ちなみにアルミテープは映画泥棒の頭を作った時に
100均で購入したものを使用した。

補足4:シリコンモチーフ

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手芸店にて、1つ約300円で購入。
ボタンを作った時のように、おゆまるを使う手もあるが
成型後の整形処理の手間や、耐久性を考慮すると
市販品に頼った方が無難であると思われる。
タイムイズマネー。

補足といっておきながらこのボリュームであることは
さておくとして、以上が前回の補足。
ここからはいよいよ作品をご紹介。

作品1 【ドライフルーツアクセサリー】

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いつぞや作ったドライキウイを使ったアクセサリー。
制作費用推定90円。
いただきもののキウイを自前で乾燥させたため
出費はヒートンとUVレジンのみ。

ドライフルーツに限らず、乾物であれば
UVレジンをコーティングするだけで
簡単にアクセサリーにできるようである。

やり方は簡単。
UVレジンを塗って、UV光を当てるだけ。

作品2 【ウサギ型】

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待ってました工業用!
二液性ポリエステル樹脂に硬化剤を入れて良く混ぜ
ウサギ型のシリコンモチーフに流し込み
3日ばかり待てば完成!
気に入らない部分はヤスリで削って整形してから
クリアラッカーを塗ってやればオーケー。

作品3 【ドライフラワーアクセサリー】

ドライフラワーは買うと高いのだが、
「高いものは作ってしまえ」というのがもはや
Wonder Laboratoryのセオリーとなりつつある。
もちろん今回がその例外となるはずもなく
手芸店でドライフラワー用のシリカゲル(1400円)を
助手と割り勘(1人あたり700円)して購入し、500gずつ分配。
各々が各地で収集した花をシリカゲルに浸けこむこと1週間。
ドライフラワーが完成。
それを用いて作ったのがこちら。

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以下、作り方。
丸型のシリコンモチーフにUVレジンを
シリコンの底面を覆う程度に流し込んで、UVボックスへ。
固まったら、UVレジンを更にその上から流し込み
アジサイのオリジナルドライフラワーを
ピンセットを使って配置、UVボックスへ。

固まったら、ドリルでヒートンの分だけ穴を空ける。
ドリルを抜くと、空けた穴が見苦しいことになるので
爪楊枝の先にUVレジンを少しとって、
穴の中に突っ込んでクリアカラーに戻してやる。
さらに、ヒートンの先にも同様にUVレジンをつけて
そのままねじ込んでやると、綺麗に入れることができる。
ヒートン部分のUVレジンをUV光で固めたら
あとは必要に応じて整形&クリアラッカー塗布で完成!

※ドリルを使わずにヒートンをそのままねじ込むと、
 途中で折れるので注意。

以上が所長が初めて作った作品たちである。
しかし、まだ一歩目。
これではまだ助手の作品に勝ったとは言い難い。
目指せ、ステップアップ!
どうやら、勢いだけで買って未だその封を切られていない
「プチレジンスペシャルボックス」を開封する時が来たようだ。

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