適材適所

突然だが、私は農業が苦手である。
それを生業にしようとしているにも関わらず、である。

具体的に言うと
視覚的な注意力が散漫なため
収穫や定植や選別作業において
「見落とし」を発生させてしまう。
作物の変化にも気づきにくい。

また、会社から畑に1度行って「見た」だけでは
道を覚えるのが困難であり
上司がやって「見せて」くれた仕事を
そのままトレースすることすらままならない。

耳が敏感で、目が節穴という性質上
それは仕方のないことなのかもしれないが
それでも、やっぱり農業が好きなので
私は農業に携わっている。

得意分野はITメディア。
農作業はからっきしだが
画像加工と映像編集を筆頭に
FBページ運営やブログ、HP管理等を
こなせる程度の農業人。

実は農業分野には、これができる人材がすこぶる少ない。
だからこそ、可能性を秘めていて、
それこそ仕事の受け口なんかは広く
企業のウケもそれなりに良いのだが
農業界では「農作業ができる」ことこそが重視されるので
ともすると、現場において私のような人間は
まだまだ受け入れられにくい。

やれやれ、社会はやっぱり厳しいなぁ。
所長のひとりごと。

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