私は再びauショップを訪ねていた。
「予約してる間、代替機って使わせてもらえないですか?」
店員は首を横に振った。
申し訳ないがそれはできない、と続けた。
「届くのはいつぐらいになりそうですか?」
店員は、1-2週間が目安で
順番に応じてさらに遅くなる可能性があることを
私に説明してくれた。
しかし、さすがにそれだけ携帯を触らないとなると
仕事に差し支える可能性が極めて大きい。ので。
その足で、近所の家電量販店へと向かった。
iPhone6予約受付中、と大きく書かれた
携帯コーナーへ歩いていき、私は言った。
「iPhone6って予約しないとないですよね?」
店員は笑顔で言った。
「在庫ございますよ」
あーやっぱり無いか…
……………………
………………
…………
……
えぇっ!?あるの!?マジで!?!?
「基本的に予約しないと無いですけど、
店員の名前で予約して受け取ったものを取り置きしてますので」
あ、そーいうシステムなのね。
そりゃあ携帯屋にiPhone6がないわけだ。
大きさの割に客の少ない家電量販店に駆け込んで良かった。
というわけで、即契約に至りまして。
ええ、ついでにauの電子マネーにも登録しましたとも。
ローマ字で名前書いてと言われたので書いて提出してみると
「お客様、申し訳ございません
ローマ字表記の最大数は16文字でして
お客様のお名前が入りきりません。
恐れ入りますがどこか1文字削っていただけないでしょうか?」
と言われて最後の1文字削りましたとも。
◆
ちなみに記念すべき初電話は
auショップへ予約取り消しの電話でしたとさ。