クリスマスプレゼント自作対決

既に年が明けてしまったが
クリスマスといえば、プレゼント交換。
登別といえば、クマ牧場。
今年(当時)のプレゼントどーしよっかなぁ、と
トリプルアクセル風ジャンプを決めながら考えていたところ
助手から提案があった。

何かお題を決めて自分で作るっていうのは?

…あ、それ、イイね!

勝負はかくして唐突に、そして静かに始まったのだった。

お題

2014-12-14 17.59.11

30分にもわたる協議の結果、今回のお題は
こちらのステンレス製リングを使ったアクセサリー。
それをクリスマスプレゼントにしようということで決着した。

直径は30mmとのことで、
もし、これを指輪にしてプレゼントしようものなら
全身をクリスマスレッドに染められてしまうであろうことは
容易に予想できるので、
そこまで予想できてしまった以上は
是非とも回避したいところであった。

所長の思うところ

マスキングテープで底を作って
リングにレジンを流しこめば大丈夫!

と、説明してきたところをみると
どうやら助手殿は
このリングをアクセサリーに昇華させるには
レジンクラフトしかないと思っているらしいが
私としてはそんな助手の意表を突きたいところ。
遂にアレを使う時が来たか…

対戦結果

それではまず、助手の作品。

2015-01-11 11.43.51

リングの内側にはしっかりとレジンが収まっており
メダルのようになっている。
レジンには雪の結晶と星と文字が閉じ込められており
外側にも雪の結晶のチャームが取り付けられていて
全体的に冬を醸し出す、可愛らしい作品である。
何よりテーマに対して直球であるところが
私と違って素直で素晴らしい。

さて、次は私のターン。
手先が器用な助手と直球を投げ合っても
勝ち目はないことは明白なので
私は私らしく、発想で勝負することにしていた。

そのクリスマスプレゼントの制作現場を
母に見られて大ブーイングを受けながらも
完成させた作品がこちら。

2014-12-26 11.14.24

2014-12-26 11.14.29

そう、シイタケである。
携帯ストラップを通したリングを
樹脂粘土で覆ってしまった上で整形し
アクリル絵の具で着色したものが、それである。

シイタケ!?!?

後日談になるが、助手は私が予想の斜め上の発想で
勝負してくるであろうことは想定していたそうだ。

しかし、前提であるはず(であるからにしてルールにもしなかった)の
クリスマス要素を清々しい程に無視したそれは
その想定の域をはるかに凌駕しており、その結果
『想定していたのに想定外だった』という
珍妙な事態を生んだのであった。

確か、ほら、シイタケ好きって言ってたじゃん!

ありがとう。でも、私の好物はシメジなんだ…

ストライク!バッターアウト!
頭の中で、誰かがそう叫んだ気がした。

対決とは銘打ったものの
審査する人間がおらず、二人とも負けず嫌いである以上
勝負が決するはずもなく。

それでいて思いの外、楽しめたので
お互いに再戦の約束を交わし

「次こそ負けを認めさせてやる」

と胸の内に誓ったのであった。


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