映画泥棒の回の際、お気づきになった方もいるかもしれないが
私の白衣には留められるボタンがひとつしかついていない。
もちろんもともとついていなかったわけではなく、
最初は3個ついていたのだが
かれこれ5年の間に世界各地へと弾け飛び、
今は1つを残すのみとなっているのだ。
問題の画像を拡大したもの。
横にスペア(女性用ボタン)がついてるが
せっかくなのでこの機会に製作を決意。
パンが無ければケーキを作ればいいのだ!
というわけで、早速100均にて入手してきた「おゆまる」を使って
ボタンの型をとりましたよ、と。
続いてはいつものホームセンターで買ってきた
「成型用ポリエステル樹脂(500ml、1880円)」と
「ポリエステル硬化剤(10cc、388円)」!
(セメント売り場付近にて発見)
ついでにケミカルスポイトも!
(各100円程度、エンジンオイル売り場付近にて発見)
樹脂の説明書によると
硬化剤は樹脂100に対して1添加するように書かれており(春季)
また、硬化剤の方はフタを開けると1滴ずつ垂らせるようになっていた。
大学の研究室時代の記憶によると
水1滴の容量は約0.04ml。
粘度を考慮して、ここは0.05mlと仮定。
100:1=x:0.05より
樹脂を5ml注入するごとに硬化剤を1滴垂らせば良いことがわかる。
では、答え合わせといこう。
おゆまるで作った型に樹脂・硬化剤混合液を流し込んで、1日半放置!
形は超いびつだが、なんとか固まった!
すかさず助手に精密ヤスリを手渡し
形を整えてもらうことにしたのだが
しばらくして、助手がひとこと。
「これ、完全に固まってないよ!」
削った部分を見てみると、なんだかベトベトしている。
むぅ、どこかに見落としがあったか。
理論と実践が違うのはよくあること。
この程度で諦める所長ではないっ!
現時点で最新のボタン。
初めに紙ヤスリで削ったため、色がついてしまっている。