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統計によると、当サイトへ来る方は
どうやらレジン関連の検索からが多いようです。
安い「ピンバイス」の情報を求めて来る方も多いです。
そんなわけで、必然的に一番人気はこちらの記事

他にも、スノードームや映画泥棒の情報を求めてくる方も
それなりにいらっしゃいます。

今後ともよろしくお願い致します。

りんごアートシール

仕事から帰ってくるや否や、父はぶっきらぼうに

「はい、これあげる」

と言って、紙切れを差し出してきた。
まこもといい、最近差し出される機会が多い。

話をよく聞けば、
その紙切れは『りんごアートシール』と呼ばれる代物で
マジックで絵を書いてリンゴに張り付けることで
日当たりの差によってリンゴに絵を描くことができるとのこと。

デザインにあたっての注意点は以下の通り
・必ず油性マジックを用いること
・線の太さは2-3ミリがBEST
・ベタを多用した方がベター
・全体的にデザインすると一部が現れないかも
・収穫できないこともあるので、多数で1つの絵になるようにするのはデンジャー
・デザイン後は角を丸く切っておくと剥がれにくくなる

はてさて、何を書こうかしらん。


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まこも

「まこもって知ってるか?」

と、私に問うてきたのは、花屋のおじいさん。
知らないです、と答えると
これがそうだと言って少し分けてくれた。

DSC_0446

皆さんはご存じだっただろうか。
まこも。まこもだけ。

早速『ドコモ』で働いたことのある友人に
『まこも』を知っているか電話して尋ねてみたが
知らない、との返答。
まったく、奴はドコモショップでいったい何をしていたのだろうか。

こんなものを家に持ち帰ったら、
また母にイヤな顔をされるに違いないと思っていたのだが

「あ、これ?まこもだけでしょ!」

母は意外にも知っていた。
まこもだけ。
タケノコと同じ、イネ科の植物で
『だけ』とついているだけに
ついついキノコと誤認しがちだが
どちらかというと『竹』であり
独特の食感とクセの無い味が魅力なのだとか。

晩ごはんには、サラダとして出てきました。
不思議!


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北海道より帰還して

年数にして、7年余り。
私は北海道にいた。
そこは「非日常」と呼ばれる世界で
冬は氷点下20度を下回り
朝起きて玄関の扉を開けると
たくさんの、脱走したブタに囲まれたりする世界。

故郷に帰ってきた今
それはとんでもない世界だったなぁとしみじみ思うのだけれども。

地元の友人たちとのドライブで
友人たちは、日本海を指差して
「すげー」とか「きれー」とか叫ぶのだが。
北海道の絶景を知る私は、
共感できるはずもなく。

地元の友人たちは非日常に憧れていて
やれキャンプだ、冒険だ、と囃したてる。
しかし、かつて日常をそこに置いていた私は、
やはり魅力を感じるはずもなく。

友人たちにしてみれば
さぞ私は面白くない人間になり下がったのだろう。
しかし、私は北海道での経験を誇りに思っているし
ましてやそれが間違いだったなどとはかけらも思っていない。

自然の成り行き。
アルミ缶の上にあるミカン。
私は私の道を行く、ただそれだけの話。


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受け継がれる血

私の祖父は人の顔をほとんど憶えられなかった。
しかし、一方で人間心理学に長けており
観察眼も並外れていた。

相手が初対面であっても
顔つきや身なりからおおよその性格を推定し
細かい仕草から思考を見抜き
常に相手の先を行く、無敵の営業マンだったらしい。

その祖父の兄もまた、人の顔を全く憶えられなかった。
会社の同じ部署の人間の顔すら記憶が危うかったというが
異常なまでな計算力(暗算力)を誇り
それを武器に地元の大企業の幹部にまで上り詰めた。

私の父も人の顔をほとんど記憶できないという。
それでもやっぱり、どうやら会社にとっては不可欠な存在で
地元ではちょっとした有名人らしい。

そして、私。
もちろん、人の顔の記憶がニガテである。

私の家にはご先祖様からの家系図が残されており
それを辿っていくと地方の豪族に行き当たる。
ひょっとすると彼ら先祖もまた、
そうして財を成したのではないかと、ふと妄想してみる。

最近作ったもの

レジンクラフト関係で最近作ったものまとめ。

DSC_0429

・紫陽花のドライフラワーを成型したもの(左上)
・ドライキウイのレジンコーティング(中上)
・職場で採取した花を成型したもの(右上)
・ドライオクラのレジンコーティング種あり(左下)
・ドライオクラのレジンコーティング種なし(中下)
・ドライコーンのレジンコーティング(右下)

オクラはタネごと固めると汚くなり
タネを抜くともの寂しい感じになってしまうので
タネの代わりにパールビーズを入れてみたらどうか、とのこと。(助手談)

ドライ取り遅れオクラ調理第1回戦

先日、晩御飯にオクラが何かしらの液体に
浸されて出てくることがあったので
母にその調味液の作り方を聞いてみた。

「え?プロだしにすりおろしたタマネギを入れただけよ」

んん…?
プロだしってもしや…

いや、私はわかりますとも「プロだし」。
お馴染みですもん。
アレでしょ。
白山比咩神社の脇にある
「くろゆりの里」だったかで
あの、ペットボトルで売ってるやつでしょ!?
初詣行ったついでによく買ってるもん。

でもそういえば…
スーパーで見た覚えが無い!!!

いくら見たものを記憶する力が弱いといっても
7年間いた北海道でも見た覚えがない!と断言できる。
現にその名を聞いたのもたぶん8年ぶりくらいである。

調べてみると、このプロだし
超ローカルな一品。
にも関わらず、地元での愛されようが半端ないもので
よくよく考えてみるまで
それがローカルであることに気づかないほどであった。

これじゃあ取り遅れオクラ普及委員会として
世に送り出すにはちとローカルすぎるじゃないか!

※プロだしについて

いわゆる「だしつゆ」なのだが
愛用者の母いわく、
「プロだしを使ったらもう他のだしつゆは使えない」
のだとか。
何の宣伝だ。

ともあれ
やっぱり食べてみるのが先でしょうというわけで

DSC_0410

こちらがその、プロだし+すりおろしタマネギに1晩浸した
乾燥取り遅れオクラ。

早速試食!

……………………
……………
………

うーん、味のついた木の皮食ってるみたい。
見た目でなんとなく予想付いたけど
やはり食べるにはちょっと無理があったかしら…

17点!(※100点満点中)

挑戦は続く!

プロだしが気になった方は
「プロだし 吉田屋」で検索するとでてくると思います。


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ドライコーン

休憩に出てきた、ゆでたトウモロコシ。
北海道的に言うと、ゆでとうきび。
テーブルに並べられるや否や、先生はニヤリと笑い
私を指してこう言った。

「事務の子がせっかく茹でてくれたんだから
 乾燥野菜にするんじゃねーぞ!」

(職場一同、笑)

………………
……

なるほど、その手があったか!

私はその場でスィートコーンにかじりつき、
ある程度食べたところで机の端に転がし
皆が帰った後、その身をバラして乾燥カゴに放り込んだ。
それから2日後。

DSC_0400

完成!!
しかし、このビジュアルはどう見ても…

…鳥のエサ…

だってこれ、昔鳥飼ってた友達の家で見たことあるもの。

勇気を出して食べてみると、さすがに調理済みだけあって
しっかりとした甘味が口の中に広がった。

まさに鳥エサのIT革命やー!

ひとまず食用○ということで
アクセサリーにもいいのかも。
これは要検証。


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適材適所

突然だが、私は農業が苦手である。
それを生業にしようとしているにも関わらず、である。

具体的に言うと
視覚的な注意力が散漫なため
収穫や定植や選別作業において
「見落とし」を発生させてしまう。
作物の変化にも気づきにくい。

また、会社から畑に1度行って「見た」だけでは
道を覚えるのが困難であり
上司がやって「見せて」くれた仕事を
そのままトレースすることすらままならない。

耳が敏感で、目が節穴という性質上
それは仕方のないことなのかもしれないが
それでも、やっぱり農業が好きなので
私は農業に携わっている。

得意分野はITメディア。
農作業はからっきしだが
画像加工と映像編集を筆頭に
FBページ運営やブログ、HP管理等を
こなせる程度の農業人。

実は農業分野には、これができる人材がすこぶる少ない。
だからこそ、可能性を秘めていて、
それこそ仕事の受け口なんかは広く
企業のウケもそれなりに良いのだが
農業界では「農作業ができる」ことこそが重視されるので
ともすると、現場において私のような人間は
まだまだ受け入れられにくい。

やれやれ、社会はやっぱり厳しいなぁ。
所長のひとりごと。

聴覚過敏

1991(平成3)年のある日。
親の友人の結婚式の二次会だったかで突然ライブ演奏が始まると
私はそれまで夢中になって食べていたパイナップルを
すべて床に撒き散らすこととなった。
(※お食事中の方、ごめんなさい)

当時3才だった私が起こしたこの事件は
周囲に違和感を残しつつも
単なる「食べ過ぎ」として扱われ
そのまま23年もの月日が流れた。

2014年夏。
助手に誘われて行った初めてのライブコンサート。
優秀な読者であれば(あるいはそうでなくとも)
もう次の展開に察しがついてしまったことだろう。

なるべくしてなったというべきか、
演奏開始とともに私は客席でただひとり、
正体不明(※当時)の吐き気に襲われ
その場でうずくまったまま動けなくなってしまった。

聴覚過敏。

簡単にいうと、音のアレルギーみたいなもの。
私の場合は重低音を大音量で聞くと発症する(吐き気をもよおす)模様。

26才にもなって、まさか自分の体をわかっていなかったとは
ええぃ、情けない。
せっかく誘ってくれた助手にも悪い思いをさせてしまって
本当に申し訳ない。

どうやら私はまだまだ、自身の身体について深く知らなければならないようだ。