白衣のボタン(ハーブティーボタン)

よっしゃ、やろう!と志したはよかったものの、
要領がわからず苦戦を強いられた前回
失敗は成功の素、ということで
本日も張り切ってワンダーワンダーしてゆこうと思います。

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まずは、試作段階から変更しました配合割合。
ポリエステル樹脂5mlに対し、硬化剤4滴を入れて2日放置すると
なかなかいい感じに固まります。
季節によって多少増減させる必要があるそうなので、
一応4月の目安ということで。
(※個人の感想です)

続きまして、整形作業。
千枚通しで穴を開け、さらにヤスリで形を整えます。

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ご覧の通り、細かい傷がびっしり!
型から外した時は透明だったのに!
この状態から透明にもっていくには!?
調査によると、必要になるのは

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こちらの「クリアラッカー」というもの。
(職場近くのホームセンター、ペンキ売り場にて発見)

ホントにこんなの塗るだけで透明になるのかよ!?
クリ『ヤ』ラッカーのくせに!

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…と、思っていた時期が私にもありましたっ!
ハケで塗って乾かしてを何度か繰り返すと
ちゃんと透明に仕上がりました。
(画像は3層にコーティングしたもの)
ポイントカードがラーメン屋のものだとわかるほどの透明度!
恐るべし、クリアラッカー!
馬鹿にしてごめんなさい!

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というわけで、普通のボタンをお求めの方はこれにて終了。
なんとも呆気ない。
お疲れ様でした。
ハゲてないですからね!?

さて、ここからはアブノーマルなボタンのお時間です。
メッセージにもあった通り
固める際にいろいろ混ぜると着色できるみたいですが、
何故私が透明なボタンを作ろうとしていたかと言いますと。

「このボタンの中にハーブティーを入れたら
 きっと素敵なことになるに違いない!」

と密かに思っていたからです。

というわけで、どうなるのか早速実験してみましょう!
今回用意したのは、我が家ですこぶる評価の高い
BlueBottleのフルーツハーブティー。
樹脂に入れるのが惜しいくらい、普通に飲んでも美味しいです。

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こればかりはさすがにいつものホームセンターでも手に入りません。
近所のハーブ園やハーブ専門店で購入するか
通販でお取り寄せしましょう。
ちなみに上記のハーブティーはこちらから入手可能です。

手順ですが、何も難しいことはありません。
型に樹脂と硬化剤の混合液を8割くらいまで流し込み
ハーブティーを入れ、つまようじでよく混ぜたのち
残り2割に混合液を流し込むだけ。

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…ちょっと欲張って入れ過ぎましたかね。
写真写りがちょっと悪いですが、ハーブティーボタン、完成!

作り方はマスターしたので
私は後でこれをもう2つ作って助手のとこに持っていき
白衣に縫いつけてもらうとしましょうかね。
お疲れさまでした!

追伸:乾物であればポリエステル樹脂に入れられそうなので
のりたまとかカツオ節とか入れても面白いかもしれませんね。

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白衣のボタン(試作)

映画泥棒の回の際、お気づきになった方もいるかもしれないが
私の白衣には留められるボタンがひとつしかついていない。
もちろんもともとついていなかったわけではなく、
最初は3個ついていたのだが
かれこれ5年の間に世界各地へと弾け飛び、
今は1つを残すのみとなっているのだ。

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問題の画像を拡大したもの。
横にスペア(女性用ボタン)がついてるが
せっかくなのでこの機会に製作を決意。
パンが無ければケーキを作ればいいのだ!

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というわけで、早速100均にて入手してきた「おゆまる」を使って
ボタンの型をとりましたよ、と。

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続いてはいつものホームセンターで買ってきた
「成型用ポリエステル樹脂(500ml、1880円)」と
「ポリエステル硬化剤(10cc、388円)」!
(セメント売り場付近にて発見)

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ついでにケミカルスポイトも!
(各100円程度、エンジンオイル売り場付近にて発見)
樹脂の説明書によると
硬化剤は樹脂100に対して1添加するように書かれており(春季)
また、硬化剤の方はフタを開けると1滴ずつ垂らせるようになっていた。
大学の研究室時代の記憶によると
水1滴の容量は約0.04ml。
粘度を考慮して、ここは0.05mlと仮定。
100:1=x:0.05より
樹脂を5ml注入するごとに硬化剤を1滴垂らせば良いことがわかる。

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では、答え合わせといこう。
おゆまるで作った型に樹脂・硬化剤混合液を流し込んで、1日半放置!

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形は超いびつだが、なんとか固まった!
すかさず助手に精密ヤスリを手渡し
形を整えてもらうことにしたのだが
しばらくして、助手がひとこと。

「これ、完全に固まってないよ!」

削った部分を見てみると、なんだかベトベトしている。
むぅ、どこかに見落としがあったか。
理論と実践が違うのはよくあること。
この程度で諦める所長ではないっ!

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現時点で最新のボタン。
初めに紙ヤスリで削ったため、色がついてしまっている。

tobecon


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