青リンゴゼリー(2.6リットル)

3人目のメンバーであるHawkA(研究員)との出会いは
かれこれ21年前、5歳の時になる。
お着替えしないことで有名だった彼は
その日も体操服から通常服に着替えることをせず
教室の隅でうずくまっていた。

「おまえ、こどもはそとであそばないとだめなんだぞ」

そう言って、私は彼を外に連れ出した。
以来、なんだかんだ21年経って今に至る。

そんな彼が、本日10月11日
26歳の誕生日を迎えることとなった。
聞くまでもなく、彼の好物が
青リンゴゼリーであることは百も承知である。
そして社会人となってからは
どうにもロマンを追求しているようなので
誕生日プレゼントのコンセプトは考えるまでもなく
「ロマンに溢れた青リンゴゼリー」となった。

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はい、準備完了。
容器として用意したのはプラスチック製の漬物樽。
助手いわく、これに直接熱湯を注ぐのは危険なので
鍋にゼリーの素と熱湯を入れた上で
粗熱をとってから容器に移すこととした。

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完成!
内容量は26歳にちなんで、2.6リットル!
説明書によると、
通常は約100ml容器に作るそうなので
単純計算で26倍の大容量お得パック!
バケツで青リンゴゼリー。
これぞ男のロマン、に違いない。
たぶん。

仕事の都合で、直接会えるのが
11日の午前1時しかないということで
半分以上眠った状態で
当該時刻に漬物樽を持って本人宅へ。
深夜に変な樽を抱えてフラフラと大通りを歩く私の姿は
おそらく周囲の目には奇妙に映ったことだろうが
なんとか通報されずに辿り着くことができた。

「誕生日おめでとう!」

暗闇でそれを受け取ったHawkA氏。
フタを開けるなり満面の笑みを浮かべ
フタを一旦閉じ、さらにもう一度開けて、爆笑。

うむ、その笑顔が見れて、私は満足である。
さぁ、寝なければ。直ちに。
翌朝早くに出勤することになっていた私は
彼に再び祝いの言葉を投げかけつつ
足早に来た道を引き返したのだった。
めでたしめでたし。


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